阪神・湯浅 4カ月半ぶりの1軍マウンドで好救援 1球でピンチしのぐ 甲子園に盛大な湯浅コール 劇勝呼ぶ

 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-3オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)

 6月15日のオリックス戦(甲子園)以来となる1軍ベンチ入りを果たした阪神・湯浅京己投手が、八回2死一、三塁から登板。わずか1球でピンチを切り抜けた。

 2死一、三塁で島本に代わり、コールされたのは湯浅。甲子園は帰ってきた右腕に大きく沸いた。一打勝ち越しの場面だったが、中川を初球、149キロ直球で二飛に。湯浅は笑顔でガッツポーズし、再び甲子園が大きく沸いた。降板後も盛大な湯浅コールが鳴り響いた。

 右前腕筋挫傷、左脇腹筋挫傷を乗り越えての1軍復帰。6月15日のオリックス戦(甲子園)では2-1の九回にマウンドに上がったが、2本のソロ本塁打を浴びて負け投手に。その悔しさを晴らす1球となった。

 その後、チームは九回2死満塁から大山のサヨナラ適時打で2勝2敗のタイに持ち込んだ。湯浅の意地が価値ある1勝を呼び込んだ。

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