熱狂的な阪神ファンで知られる俳優の渡辺謙（６４）が３日、サンテレビの「熱血！タイガース党」にゲストで生出演。「世界の渡辺謙」が関西ローカル番組で随所に阪神愛を感じさせるトークを展開するとともに、プロ顔負けの目線で日本シリーズを振り返った。

　同番組にレギュラー出演する福本豊氏と親交が深いことから実現した超レアなハリウッドスターの生出演。熱烈な虎党で今回の日本シリーズも全戦現地で観戦している渡辺謙は第４戦で大山のサヨナラ安打で勝利した場面を振り返り、「３ボールからファウルを２本打った時、背中に炎が見えた。フォアボールなんて考えてない。“決めてやる！”というのが見えた」と熱弁。

　またその試合のピンチの場面で６月１５日以来の１軍登板となった湯浅が登場した場面では「最初は誰かよく見えなくて“誰だ？加治屋か？”と思ったら、リリーフカーを飛び降りる感じで湯浅だと。“ここで行くか！”と思いましたね」と興奮気味に話した。

　幼少期に連れて行ってもらった後楽園球場の巨人－阪神戦で江夏＆田淵のバッテリーを見て。「なんでこんないいチームが勝てない、優勝できないんだ」と思ったところから阪神にハマったという謙さん。阪神が勝てば３８年ぶりの優勝が決まる第６戦について「（オリックス先発の）山本投手が第１戦は“俺が投げるからには勝たなくちゃいけない”から今度は“もう負けられない”に変わる。そのあたりがどう出るか」と分析。

　当然、京セラドームで生観戦を予定しており「一回から九回、もしかしたら十二回まで満載のゲームになるかも」と待ち切れない様子で話した。