ノーアーチ日本一なら史上初 過去最少本数は? 日本シリーズで阪神が王手
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ-阪神タイガース」(4日、京セラドーム大阪)
1985年以来、38年ぶり日本一に王手をかける阪神が舞台を京セラドーム大阪へ移し第6戦に臨む。チームは第5戦まで本塁打なし。このまま「ノーアーチ日本一」の達成となれば史上初だ。これまでの日本一球団の最少本塁打数は『1本』となっている。
まず過去73回の日本シリーズで0本塁打だったケースは以下の2例でいずれも阪神。
05年・阪神(4試合=4敗)
14年・阪神(5試合=1勝4敗)
そして1本塁打だった球団は以下の通り。
51年・南海(5試合=1勝4敗)
65年・南海(5試合=1勝4敗)
71年・阪急(5試合=1勝4敗)
73年・南海(5試合=1勝4敗)
96年・オリックス(5試合=4勝1敗)
97年・西武(5試合=1勝4敗)
20年・巨人(4試合=4敗)
0本塁打だった球団は05年と14年の阪神で、共に日本シリーズ敗退。今回も本塁打が出なければ球団3度目となる。
一方、1本塁打だった7球団のうち、96年・オリックスが日本一に。この年のシリーズは、スコア「3-3」で迎えた第1戦(東京ドーム)の延長十回にイチローが勝ち越しソロを記録して勝利。最終的に4勝1敗で日本一に輝いた。ちなみに相手の巨人は5本塁打を記録した。
なお、阪神は05年第1戦から今回の第5戦まで14試合連続本塁打なしの状況。最後の本塁打は03年第7戦(福岡ドーム)の九回に記録された広沢のソロ本塁打となる。
今回の阪神が史上初の『ノーアーチ日本一』を実現させるのか注目が集まる。(デイリースポーツ)