阪神先発は青柳!伊藤将も中継ぎ待機 投手陣は総動員 岡田監督「ベンチに入っているもんは使うよ」

 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ5-1阪神タイガース」(4日、京セラドーム大阪)

 阪神の命運は青柳晃洋投手(29)に託された。チームの敗戦後、京セラドームを離れる前に、日本一を懸けた5日の第7戦の先発に向けて「本当に勝つことしか考えてない。どんな結果になろうと最後の試合になる。1年間の集大成じゃないですけど、やり切れたらいいかな」と闘志をみなぎらせた。

 背水の一戦に向けて投手陣は総動員となる。この日は第3戦に先発した伊藤将が中継ぎ待機。伊藤将は試合前にブルペン投球を行い、試合中も肩をつくっていたという。第7戦に登板すれば中4日となるが「明日で絶対決まるので、投げるタイミングがきたら全力でチームに貢献したい」と意気込み、岡田監督も「総動員て、ベンチに入っているもんはそら使うよ」と強い覚悟を示した。

 青柳は京セラドームでは今季2試合に登板し1勝、防御率3・38。3月31日のDeNAとの開幕戦では白星を挙げた。同球場での登板は8月12日・ヤクルト戦以来。オリックス先発は第2戦で勝利した宮城。投げ合う相手に不足はない。「ゼロで帰れたらベストですけど、自分のピッチングができたら結果はついてくる。自分のできることを全力で1イニングずつやるだけ」と静かに決戦に備えた。

 リラックスした表情で最終調整を行い、「明日になれば緊張すると思いますけど、まあ大丈夫です」と余裕もうかがわせた。開幕戦と最終戦を同じ舞台で投げる巡り合わせ。2軍降格など紆余(うよ)曲折も経験したシーズンだったが、終わり良ければ全て良しだ。

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