掛布雅之氏が選ぶ“MVP”は?育成からはい上がった左腕と「シン・虎の鉄人」
阪神の日本一を受けて、MBS「よんチャンTV」が「5時間緊急生放送SP 祝!!阪神タイガース38年ぶり日本一だよん」で、優勝深夜の選手や岡田彰布監督の話を放送。元阪神の掛布雅之氏ら解説陣が日本シリーズを振り返った。
1985年の日本一ナインである掛布氏は、自身が選ぶ今季の最優秀選手“掛VP”を発表。投手は島本浩也、打者は中野拓夢を選考した。掛布氏は、島本について「育成だった時に、素晴らしいキレのあるストレートを投げる。早く支配下にしないと(他球団に)とられてしまう」と心配していたという。岡田采配の一人一殺の継投でも役割を果たした左腕に「1ポイントでゲームの流れを変えられる存在感があった」と話した。
また、二塁にコンバートされた中野は「投手を助ける守備」とともに、2番打者として「バントなど自分を犠牲にしなければいけないケースが多々ある中で、最多安打を成し遂げたのはすごい」と絶賛。また「1イニングも休まずフルイニング出たことはMVPに値する」と、WBCからフル稼働した「シン・虎の鉄人」に賛辞を贈っていた。