阪神 青柳&坂本が日本S第7戦で大暴投の秘話語る「試合で使わないボールを要求され」女房役は「とんでもないところに」

 阪神・青柳(左)、坂本
 2回、頓宮への投球が大きくそれる青柳(5日)
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 1985年以来、38年ぶりとなる日本一を達成した阪神・青柳晃洋投手、坂本誠志郎捕手が7日、ABC「newsおかえり」に生出演。大一番の日本シリーズ第7戦に先発した際、大暴投に隠された秘話を明かした。

 二回、先頭の頓宮を迎えた場面だ。坂本は青柳に対してカーブを要求。共同通信デジタルによると今季、青柳の球種構成でカーブはわずか6球、全投球数における割合は0・4%だった。

 青柳は「試合で使わないボールを要求されたので、とにかくバッターに当てないように」と引っかけたボールは坂本が捕球できないほどの大暴投に。その後、カーブのサインが出ることは「ありませんでしたね」と明かし、スタジオの笑いを誘った。

 女房役は「頓宮君にはすごく打たれていたので」と目先を変えるためにカーブを要求した理由を説明。「いつもと違うことをしようとしたのに、青柳はいつも通りだった」と苦笑いで振り返った。

 第7戦の先発を告げられた際には「すべてが決まる試合だったので、どえらいところを任せてもらえたなと(笑)」と明かした青柳。「初回に初回にと言われていたので。初回を抑えれば何とかなると思っていた」と明かした。

 ボールを受けた坂本は「1球とんでもないところに来て、いつも通りかなと。普通通りいけるなと思った」。重圧がかかる中、五回途中まで無失点に抑えてバトンをつないだ青柳。ただ岡田監督に言いたいことを問われると「あと1アウトだけ投げさせて欲しかった。あと1人で勝利投手だったので」と苦笑いを浮かべながら明かしたが、坂本は「代えるならこの場面だと思っていた」と相手打順の流れを分析しながら冷静に答えていた。

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