阪神から育成ドラフト２位で指名された福島圭音外野手（２２）＝白鷗大＝が８日、栃木県小山市内で、宮脇編成ディレクター、畑山統括スカウト、平塚スカウトから指名あいさつを受けた。

　大学の先輩である大山には、ドラフト後に連絡をとったといい、「指名後に一度電話させてもらって、『おめでとう』と言ってもらえました。入寮してまた会う機会があれば、あいさつしたいです」と猛虎の４番を心酔。担当の平塚スカウトは、「野性的な身体能力。日常のプレースタイルで一生懸命やっている。そういう意味では大山に似ているのかな」と太鼓判を押した。

　大学４年春には２０盗塁をマークした５０メートル５秒８の俊足を武器に、まずは支配下登録を目指す福島。次なるステップへ駆け上がるべく、「積極的な走塁、１球目からスタートを切る勇気と洞察力が自分の持ち味。育成の方が下克上じゃないですけど、上を見て頑張れる要素になる」と闘志を燃やしていた。