阪神・渡辺亮コーチが就任会見「本当に自分でいいのかと」スカウトから転身打診に「びっくりした」

 阪神は10日、球団OBの渡辺亮スカウト(41)のコーチ就任を発表し、同日午後、西宮市内で就任会見を行った。現在アマスカウトで今年のドラフトでは2位・椎葉剛投手=四国ILp・徳島=、6位・津田淳哉投手=大経大=を担当しているため、来年1月から本格始動する。背番号は89に決定した。

 渡辺氏は「本当に自分でいいのかと。不安と楽しみな部分が半分ずつくらいかなという気持ちです」と話し、打診を受けた際は「びっくりした」と明かした。

 渡辺氏はリーグ優勝した2005年、第1次岡田政権時に日本生命から大学生・社会人ドラフト4位で入団。中継ぎ右腕として活躍し、15年に引退した。

 引退後は球団本部プロスカウトを経てアマスカウトに転身し、井上、小野寺、佐藤輝などを担当した。

 今季チームに貢献した佐藤輝、小野寺らについては「本音を言えばもう少し頑張ってほしかったのはあるんですけど、一年間しっかりやってくれて日本一に貢献してくれたので十分だと思います」と話した。

 理想のコーチ像については「選手にしっかり寄り添って、しっかり会話をして、いい方向に導ける指導ができたら」と語った。

 来季は2軍投手コーチが3名に増員。上本氏も野手コーチとして加わった。同席した嶌村球団本部長は「ファームの方が人数多くて、今年育成選手2名とって、その残留練習含めてありますので、ちょっと少数感あったのは事実なので、そこは昨年からの課題だった。やっぱり若くて動ける、上本であったり渡辺であったり、投打のコーチをと元々思っておりました」と理由を明かした。

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