阪神・今岡コーチ“未来の主砲”に熱血指導 井上に「意識」、右京に「技術」のアドバイス
「阪神秋季キャンプ」(11日、安芸)
若虎よ出てこいや!。阪神の今岡真訪打撃コーチ(49)が11日、安芸秋季キャンプ合流初日に井上広大外野手(22)、前川右京外野手(20)を熱血指導した。将来の猛虎打線の中核を担うためにも飛躍を願う2人。身ぶり手ぶり、言葉を交えてさらなる進化のきっかけをつかませる。
「バッティングって本人たちが、今考えていることが一番大事なことだと思うので。キャンプを通じて何か感じたらというところで」
午後からの打撃練習。まずは井上に歩み寄った。シーズン中に打撃強化を求めて、ノーステップ打法に変えるなど試行錯誤。プロの壁を破るために日々、取り組んできた。「ノーステップがいいとか悪いとかではなくて、いい意味で変わっていく。そういうことに気づいてあげて、本人はどういう思いでやっているかが大事」と意識の重要性を説く。
指導を受けた井上は「1から10ではなくて、1、2のことを言ってもらって気づくことが大事だと思っています」とうなずいた。
前川は技術面で助言を受けたと明かす。「腕主導ではなくて、下半身の力でしっかりぶつけにいくことを言っていただいた。上半身だけに頼らず、下半身を主に使って打てるように見直します」と意欲的だ。
秋季キャンプも残り約1週間。限られた時間をフル活用し、大収穫の秋にさせる。