阪神・村上 近本をお手本に鉄腕化計画 同郷先輩からヒント収集「あんこ食べたり水素吸ったり」
阪神の“10勝トリオ”ら日本一に貢献した投手陣が11日、5日間の休みを経て、鳴尾浜で再始動した。村上頌樹投手(25)は、近本を参考に“鉄腕化計画”を企てた。
体作りのお手本とすべき存在を問われると、村上は間髪入れずに即答した。「コージ・チカモトです」。入団から5年連続120試合以上に出場している同郷・淡路島出身の先輩。今季は7月に死球による右肋骨(ろっこつ)の骨折で離脱したものの、驚異的な回復スピードで戦線復帰。シーズン中から間近でその鉄人ぶりを目にし、体を強くするヒントを集めていた。
「あんこを食べたりとか水素を吸ったりしている」と水素吸引器を使った疲労回復など、異質な体へのアプローチに興味津々。今季はロッカーが隣であったこともあり、頑丈な体を作る秘訣(ひけつ)を見て学んだ。「近本さんはけがしたくないという気持ちが一番強い。そういう体を作っていきたい」。“コージ流”のメソッドも取り入れ、来季に向けて肉体改造を進めていく。
まずは筋肥大を目的としたウエートトレーニングなどに力を入れていく予定だ。「本当に体を強くする。(体が)痛くならないようにする」。今季のブレークを継続すべく、再び土台から鍛え上げる。