阪神・岡田監督「今の自分の姿を見せてくれたらええんよ」「アピールいうたらやりすぎてしまう」【一問一答】
「阪神秋季キャンプ」(11日、安芸)
阪神・岡田彰布監督(65)が11日、秋季キャンプに合流した。練習前に約5分間、若手中心のナインに訓示した指揮官。以下、主な一問一答。
◇ ◇
-初日はチーム全体を見た。
「ずうっと、そうやんか」
-来季の戦いが始まったような感じは。
「まだそんな感じせえへんわ。それは」
-目立った選手はいたか。
「今日は初日やからそこまであれやけど、強く振ろうと思っても力が入るだけでな。そんなに力を入れなくてもボールの速さを利用して打つとか、タイミングとかコツとか、そういうのを養っていかなあかんよな。だからあれやで、リストワークが弱いよな。俺らの時は大学の時、早稲田なんか風呂の中に石が3つか4つぐらい入れて(持ち上げる仕草をしながら)こないして…そんな原始的なことやってたけどな。でも今はいっぱい器具があるやん」
-監督はいつコツをつかんだか。
「オレはもう大学の時につかんだよ。1年目からあんな打たれへんよ(笑)。またプロ入って出直しじゃなかなかな、最初から打たれへんやんか」
-投手は毎日ブルペンに入るのか。
「うん、入る入る。1年目の2人は1日おきに。ウエートの日は入らんとか言うとったけど。まだ体づくりもやらなあかんわけやからな。でもええ体しとるよな、ほんまに。昔のあれと違うよな、高卒の1年生と」
-訓示ではアピールしなくてもいいとも。
「今の自分の姿を見せてくれたらええんよ。アピールいうたらやりすぎてしまうから、ケガのもとやで。1軍の戦力になるには、何が足らんかいうのをこの11月で分かればええやんか選手が。オフシーズンで自分なりに強化せなあかん部分とかな。それは何人か1軍キャンプに抜てきする言うたけどな」
-ビールかけで監督の応援歌を選手が歌った。
「久しぶりに聞いたわ、俺も」