阪神・湯浅 リリーフエース返り咲く「もう一回アピールして」 岡田監督高評価も役割「そんなん来年でも十分や」
「阪神秋季キャンプ」(12日、安芸)
阪神の湯浅京己投手(24)が12日、2日連続でブルペン入りして30球を投げた。岡田監督からは「そら湯浅はやっぱりちょっと違うよ」と評価された。
ブルペンでは捕手からの返球を受けると、すぐにセットポジションから投球。周囲とは明らかに違う速いペースで、約7分で直球のみ30球を投げた。
「シーズン中はあんなテンポで投げない。逆にあのテンポで投げられたらバッターも嫌だと思うので、いろいろ試しながらやっている」。今秋キャンプは8日から合流し、3度目のブルペン入り。今の時期しか取り組めない挑戦でレベルアップを目指している。
来季の巻き返しへ、期する思いがある。22年は最優秀中継ぎのタイトルを獲得。だが、守護神としてスタートした今季は15試合で0勝2敗、防御率4・40。ケガもあってポジションを岩崎に譲った。
来季はまず1年間フル回転が目標。さらに「ただやるだけではなくて、もう一回アピールしてポジション確立できるように体の状態とかしっかりやっていきたい」と意気込む。
岡田監督は来季の役割について「まだそこまで考えてない。そんなん来年でも十分や」とだけ話した。指揮官の信頼を勝ち取るために、右腕は鍛錬の秋を過ごす。