阪神・ノイジー 残留決定的 異例!減俸受け入れ2年目へ 飛躍の可能性感じた日本一決定弾

 阪神残留が決定的となったノイジー
 日本シリーズ第7戦で先制3ランを放つノイジー=11月5日
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 阪神のシェルドン・ノイジー外野手(28)の残留が決定的となったことが14日、分かった。年俸1億7940万円(金額は推定)からの減俸を受け入れ、再びタテジマに袖を通す決意を示しているという。来日1年目の今季はレギュラーシーズンでは不本意な成績ながら、日本シリーズ第7戦では日本一へ導く決勝弾を放つなど勝負強さを発揮。堅実な守備も生かし、リーグ連覇に貢献する。

 巻き返しを期し、再び海を渡る決意を固めた。ノイジーは外国人選手では異例の減俸となっても、阪神でのプレーを希望したという。

 日本シリーズ終了翌日の6日に米国へ帰国する際、「みんなが招き入れてくれた。自分だけじゃなく、家族もこの国を好きになった」と振り返り、「来年も帰って来られたらと思う」と残留を熱望していた。

 一方で同日に百北球団社長は「流動的…。そう考えていただいたら」とコメント。今季の年俸1億7940万円に見合う選手かどうか、慎重に判断する意向を示していた。

 ノイジーは来日1年目の今季、開幕3番を任されて4月下旬までは打率3割台をキープ。しかし、日本のストライクゾーンへの対応に苦しむなど成績は下降していった。

 5月以降は打率2割台中盤を推移し、スタメン落ちする試合もあった。133試合に出場し、打率・240、9本塁打、56打点。左翼の守備では俊敏な動きと鋭い送球で何度もチームを救ったが、中軸として期待された打撃では物足りない成績に終わった。

 また、来季の左翼レギュラー候補には小野寺や、支配下選手登録が決まった野口ら若手の名前が挙がる。早々に残留が決まったミエセスも覚醒が期待される。

 球団は今季の成績やチーム状況などを総合的に判断して、ノイジーに減俸を提示。来季は厳しい立場になることも予想される中、助っ人は覚悟を決めた。

 それでもポストシーズンでは、2年目に飛躍する可能性を感じさせる活躍を見せた。

 オリックスとの日本シリーズ第6戦は山本から先制ソロを放ち、第7戦では宮城から2試合連発の決勝3ラン。1985年・バース以来となる球団外国人選手のシリーズ複数本塁打&2戦連発を記録。印象的な活躍で、日本シリーズ優秀選手賞を獲得した。

 今季は日本のストライクゾーンや配球も学び、経験を積んだ。2年目の来季は開幕から爆発的な活躍が期待される。

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