阪神・岡田監督 ノイジーに注文「バットを立てろ」残留決定の助っ人“大化け”に期待
阪神・岡田彰布監督が15日、シェルドン・ノイジー外野手(28)の残留が決まったことを認め、「バットを立てろ」と注文を付けたと明かした。
2年目の“大化け”を期待しての直言だった。「一つ注文付けたけどな」と切り出した指揮官が、その中身をつまびらかにした。「来年も契約するんやったら、ちょっと変えなあかんで。渉外(担当)に言うたよ。契約するならバット立ててこい、寝かすなと」。
ノイジーは右肩にバットを乗せる構えが特徴。スムーズにバットが出る一方で、打率・240と確実性も欠いた。来日1年目とあって「けっこう辛抱して使うたからな」とその打撃フォームを黙認してきた指揮官だが、2年目は話が違う。同様にバットを寝かせていた森下が垂直気味に立てた構えで飛躍したことを例に挙げ、ノイジーにも変化を促した。
「数字はちょっと物足りんけど、リリース(放出)して他の球団に取られるのも“しゃく”やんか。まだ伸びしろあるな、経験したアレがあるからな。ポランコしかり」と、来日2年目にロッテで本塁打王を獲得した大砲にノイジーを重ねた。減俸を受け入れて残留を決断した助っ人。虎将の注文が届いたのかは、春季キャンプで明らかになる。