阪神・前川 350万増「香水を買いたい。ちょっとヴィトン」 好みの香り柑橘系「大山さんも言ってた」

 阪神・前川右京外野手(20)が20日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、350万増の年俸850万円でサインした。1軍初昇格も果たした今季、昇給を勝ち取ったご褒美として、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の香水購入を検討。大山もお気に入りだという柑橘(かんきつ)系の香りを身につけて、“3年目の進化”を目指すことを誓った。(金額は推定)

 嗅覚を研ぎ澄まし、鼻腔(びこう)をくすぐって、来季の飛躍につなげる。年俸アップを笑顔で報告した前川は「香水を買いたい。ちょっとヴィトンに行きたいなと思います」と宣言。高級フレグランスでモチベーションを高めて、高卒3年目のシーズンに備える意向だ。

 香水効果について、「もう爽快になります」と説明。好みの香りは柑橘系だといい、「大山さんも柑橘系って言ってたんで、そこは間違いないです!!」と“4番の芳香”にあやかった。そう冗談めかしつつも「大山さんは全力疾走であったり、打っても打たなくても上下しない気持ちの面でレギュラー選手。自分はそこが一番足りない」と課題を挙げた。

 今季は24試合でスタメンを任され、6月27日・中日戦でプロ初の猛打賞をマークした。一方で、7月28日・広島戦では3打席連続三振で途中交代となって涙。「めちゃくちゃ悔しくて、どうしたらいいかなと。そういうところが経験のないところで、全て出てしまった」と悔恨の落涙を振り返った。

 体調不良による8月2日の抹消後は昇格できずに終わり、「いいことも悔しいこともたくさんあった。その中でメンタルの上下が、一番大きく感じた収穫」とシーズンを総括。「体調管理をしておけば、もっと1軍でやれたのでもったいなかった」と反省する。

 同じ過ちを繰り返さないためにも、「体の柔軟性であったり、可動域とか体幹とか弱いところを鍛えて、体の芯を強くしたい。自分で考えながら有意義に過ごしたい」と今後2カ月は1人でトレーニングする予定。「2月1日から万全で勝負できるように、体作りをして技術面を向上したい」。オフに身につける自信と馨香(けいこう)を漂わせ、春季キャンプへ乗り込む。

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