阪神・西純 来季は「規定投球回と2桁勝利」 1000万増でも「本当にふがいないシーズン」
阪神・西純矢投手(22)が20日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万増の年俸3800万円でサインした。来季は高卒5年目。後輩の突き上げに負けず、規定投球回数クリア&2桁勝利の目標をリベンジすると誓った。(金額は推定)
「くすぶってしまったというか、本当にふがいないシーズンに終わってしまった」
増額での更改にも、自身への満足は一切なかった。今季は17試合に登板(11先発)して5勝2敗、防御率3・86。自身初の開幕ローテ入りを果たすも、定着には至らず、シーズン中盤は中継ぎとしても登板した。それだけに「先発投手として、去年言っていた規定投球回と2桁勝利を来年こそは、と思います」と雪辱に燃える。
そのためにも、オフは体の土台作りや投げ込みに注力する。「去年は(肩を)休ませて、キャンプにピークを持って行ってしまった」という反省から、来年1月中には本格的なブルペン投球を重ねる予定。春季キャンプでのアピールだけでなく、開幕へ向けてベストの状態を作っていく。
岡田監督が高卒1年目の門別を絶賛するなど後輩たちの成長も著しいが、「負けるつもりはないですし、逆に引っ張っていける存在になりたい」と右腕。1軍ローテ定着へ、意地を見せる。