阪神・中野 新選手会長“所信表明”「やれることをしっかり」幸先よし!世界一&日本一に続き頂点
阪神の新選手会長に内定している中野拓夢内野手(27)が22日、神戸市内で行われたタイガース杯ゴルフで優勝し、表彰式のあいさつで新選手会長として“所信表明”した。球団初のリーグ連覇&2年連続日本一を目指す来季は選手と球団の架け橋となり、よりよい環境をつくってチームを引っ張っていく。
秋晴れの空の下、中野は仲間とラウンドを満喫した。「ぼちぼちですかね」と振り返りながらもアウト55、イン48のグロス103、ネット70・6で優勝。世界一、日本一、リーグ優勝に続き、再び頂点に立った。表彰式では壇上で新選手会長として所信表明も行った。
「このたび優勝しました中野拓夢です。来年、選手会長になります。チームが連覇できるように精いっぱい頑張っていきます」
38年ぶり日本一を成し遂げ、連覇を目指す中で大役を担う。「優勝した後の会長なのでプレッシャーというか、見られる部分も多いと思う。やれることをしっかりやっていければ」と、重圧を感じながらも自分なりにチームを支えていく決意だ。
重要視するのが、後輩らがノビノビとプレーできる環境だ。「原口さんや糸原さんだったり。その年代の方が、非常にやりやすい空気を作ってくれているおかげで自分たちもノビノビできる。後輩が活躍できるような環境を作れればいい」と方向性を明かした。
もちろん、プレーでも引っ張っていく。今季はチーム唯一の全143試合にフルイニング出場して、打率・285、2本塁打、40打点。二塁手部門でゴールデン・グラブ賞に輝くなど攻守で存在感を示した。4年目となる来季は「もう一回、1からしっかり鍛え直して。今年以上の数字を残せれば、個人としては本当にいい結果が出ると思っている」とさらなるレベルアップを見据える。
3年間務めた近本から「頼んだ」と、選手会長のバトンを受けた。「チームのために。いい方向に進めていければいい」。結束力を強め、常勝軍団を築き上げる。