阪神・ドラ3山田「背番号6」手に入れる 「トリプルスリー」達成して鉄人・金本の後継者に
阪神からドラフト3位指名を受けた山田脩也内野手(18)=仙台育英=が23日、仙台市内のホテルで入団交渉を行い、契約金5000万円、年俸600万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。将来的な目標にトリプルスリーを掲げて、実績を残した先に、かつて金本知憲が背負った背番号「6」を希望。高校時代、正遊撃手として守り続けた背番号を託されるように、プロの世界でも飛躍を目指す。
「今は準永久欠番になっていると思うんですけど、金本さんの背番号は。自分は6をずっと付けて好きなのでいつか付けられるときがあれば」。鉄人金本が背負った「6」。監督退任後の19年からは欠番となっている。
山田にとっても、「U12の時に背番号6だったので」と愛着が深い。仙台育英では1年夏に正遊撃手を任されて以降、1度も手放すことはなかった。
将来の目標は、金本も00年に成し遂げたトリプルスリー。ヤクルト・山田哲人が3度達成した金字塔だが、「トリプルスリーの山田」のイメージを「(自分のものに)変えたいです」と力強く言い切った。「打撃を伸ばさないといけないと思いますし、走塁も技術が必要なので細かい部分をしっかりと身につけて」。プロとしてスキルアップを重ねて、いつの日か栄光の背番号を手に入れる。
◆山田脩也(やまだ・しゅうや)2005年8月20日生まれ。宮城県仙台市出身。5歳の時に仙台スワローズで野球を始め、U12日本代表に選出。中学時代は仙台東部シニアに所属。仙台育英では2年夏に甲子園優勝。3年夏は準優勝し、U18日本代表でも世界一に貢献。高校通算18本塁打。遠投100メートル・50メートル走6秒2。