阪神・岡田監督 66歳の誓いは「連覇」 誕生日に阪神ファン大合唱「そら、まあ、うれしいよ」
阪神・岡田彰布監督(66)が25日、甲子園球場で開催されたファン感謝デーに参加し、18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一を報告した。指揮官はこの日が66歳の誕生日。スピーチ前にはファンがハッピーバースデーの大合唱で祝った。3万9089人の観衆から祝福を受けた指揮官は感謝、感激し、力強く球団初の連覇を約束した。
澄み切った空の下、ハッピーバースデーの大合唱が聖地にこだました。ファンだけでなく、ナインの顔もはじける。「そら、まあ、うれしいよ、そら」。66歳の誕生日。まさかのサプライズに岡田監督は照れ笑いし、万感の思いをスピーチに乗せた。
「さすが阪神タイガースファンですね、最高です。これだけ4万人ぐらい大勢の皆さんに誕生日をお祝いしてもらうのは初めてなんで感激しております」
65歳は最高の1年だった。昨年のファン感謝デーで“アレ”を約束。「そんなんAクラス狙いますとか言われへんやんか。最終的にもう1個というかな、それで“アレ”と言うたから」。就任わずか1年でリーグ優勝、日本一を達成。「希望的な部分はあった」と明かしつつ、ペナントとともに帰ってきた。
「1年間、頑張った結果やからな。1球団しかなられへんわけやんか、結局。1年後にこういう場で報告できたのは達成感あるよ」
“アレ”の喜びに浸りながら来季の目標は「連覇」ときっぱり。3万8089人の観衆へ「タイガースとしても初めての連覇という偉業を成し遂げたいと思います」と誓った。王者として臨む来季。もちろん、いばらの道であることは理解している。「追われる立場じゃないけど、他の5球団は目標にするというか、そういうシーズンになるからな、来年は。それをどう立ち向かっていくかやろな」。
オープニングでは優勝ペナントを手にした選手らとグラウンドを一周。スタンドを見渡し、ファンに手を振って声援に応えた。史上最年長監督Vへ、66歳もハッピーエンドで締める。