「ＮＰＢ　ＡＷＡＲＤＳ　２０２３　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ」（２８日、都内）

　阪神・中野拓夢内野手（２７）は１６４安打を放ってＤｅＮＡ・牧とともに最多安打のタイトルに輝き、来季へ向けて３割到達、そして初の首位打者獲得を意気込んだ。

　打撃タイトルに「縁のあることだとは思っていなかった」と話したが、「自分としてもすごく成長できた１年」と胸を張った。来季は「最多安打だけでなく、首位打者をいずれは意識していきたい。やっぱり３割打ちたいとずっと思っているので、３割に乗せて、なおかつ首位打者を取れるように」と話した。

　今季は自己最高の打率・２８５をマーク。３割到達へ期待できる数字を残した。課題だった四球獲得数も昨年より２９個多い５７個だった。打席数が多く回ってくる２番打者として、首位打者を獲得できれば価値がある。入団から３年間、内野のレギュラーを張ってきた中野が、来季はより高い数字を求めていく。