阪神・中野 菊池超え!遊撃からコンバート1年目でGG賞「素直にうれしい」

 「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が30日、東京都内で行われ、阪神からは外野手部門・近本、捕手部門・坂本、一塁手部門・大山、二塁手部門・中野、遊撃手部門・木浪の5選手が受賞した。

 ゴールデングラブ賞常連の牙城を崩した。阪神・中野が“菊池超え”での受賞を果たし、感慨に浸った。

 「そこが一番うれしい。正直コンバート1年目で自分がその記録を止めるとも思ってなかったので、いつかは止めたいと思ってましたけど、素直にうれしいです」

 昨年までセ・リーグ二塁手部門は広島・菊池が10年連続で受賞。中野は遊撃からのコンバート1年目で全143試合にフルイニング出場し、菊池とは3票差の接戦を制した。

 ただ今季9失策のうち8つが甲子園だったことには「ホーム球場である以上、それは言い訳にはできない」と反省。「鳥谷さんが昔、園芸さんと話をしていたと聞いていた」と大先輩を見習い、日によって変わるグラウンド状態にも阪神園芸とコミュニケーションを取りながら対応していく考えを示した。

 「菊池さんも多分来年、取り返す気持ちで来ると思うので、負けないように自分もしっかり練習して、もっともっとうまくなりたい」。新選手会長として守備でもチームを引っ張り、今度は自らがGG賞常連となる。

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