阪神・岡田彰布監督「アレ(A.R.E.)」が流行語大賞年間大賞!タイガースコーデで登場 選評でも絶賛「岡田監督の言葉は人を動かす」
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の発表・表彰式が1日、東京都内で行われ、阪神の岡田彰布監督(65)が今季のチームスローガンとして優勝の意味に置き換えて使い続けた「アレ(A.R.E.)」が年間大賞に輝いた。指揮官はこの日、ストライプのタテジマシャツに黄色のネクタイというタイガーススタイルで登場した。
「アレ」は阪神が18年ぶりのリーグ優勝を達成したことで関西を中心に浸透。オリックス監督時代の2010年の交流戦中に選手が優勝を意識しすぎないように使い始めた。
選評では「岡田監督の言葉は人を動かす。本質を突いた飾らない昭和の野球人的な率直な話ぶりに、タイガースファンはすぐさま反応。『そら○○』タオルを振って球場を盛り立てた」などと評された。
昨年10月16日の監督就任会見では「優勝しますとは僕はよう言わないですけど、ずっと優勝は『アレ』としか僕は言ってなかったんで。はっきり優勝しますとかよう言わないです」と語り、同24日の秋季練習初日には「1年目から優勝を目指すからな。今日だけは優勝と言うけど、明日からは“アレ”って言うからな」と訓示していた。
「アレ」は先月2日に候補30語としてノミネートされた。岡田監督は「まあ、はやったやろ、他の競技でも言うてるやろ」とニヤリ。流行語を狙っていたかと問われると「そんなんないよ。別にええわ」と照れ笑いを浮かべていた。同27日に西宮市内で行われた優勝報告会では「アレ」について「勝つことによってファンの人から浸透していった。流行語大賞も会場いくんですよ。ひょっとするとひょっとするかもわからないので、うれしく思います」と受賞を予告していた。