阪神・岡田監督 “アレ”流行語大賞に「勝利監督よりもうれしい」「まさかね、影響力を与えるとは」一問一答
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の発表・表彰式が1日、東京都内で行われ、阪神の岡田彰布監督(65)が今季のチームスローガンとして優勝の意味に置き換えて使い続けた「アレ(A.R.E.)」が年間大賞に輝いた。指揮官はこの日、ストライプのタテジマシャツに黄色のネクタイというタイガーススタイルで登場した。
【年間大賞あいさつ】
(司会者から)
-どんな気持ち
「いや、勝利監督よりもうれしいです。今年久しぶりにユニホームを着て、先日も野球界の方でもすごく賞をもらって、今年最後になると思うんですけど、このような素晴らしい賞をいただきまして、一年間頑張って本当にうれしく思うし、またこれは、来年からちょっと大変だなという気持ちでいます」
-座右の銘は道一筋。今後アレ一筋と書くつもりは
「いや、それはないすけど、元々道一筋というのは、僕は大阪で生まれて阪神ファンで、家に村山実さんの色紙があったんですね。村山実さんは色紙に球道一筋と書いていたんですね。選手時代は自分の数字が残るので、目標を持って有言実行と書いていたんで、指導者になって2004年に1軍担当になってから、村山さんの文字をもらおうと、監督1年目で全部の文字をもらうのは失礼にあたるので、球道一筋の球の字を外して道一筋でスタートしました。日本一になって、上の球という字をつけようかなと。球というのは王へんに求めるで王の道を求めるという、それを取れば、その字をつけようと思ったけど、本当は日本シリーズに勝って日本一になった次の日から書かないといけなかったんですけど、ちょっと忘れてまして。ずっとまだ道一筋を書いてるんですけど。1月1日からね、ちょっとね、漢字が多くなるんですけど、1日から憧れの村山さんというか、タイガースのレジェンドOBなので、それにあやかって球道一筋という座右の銘に、球を付け足したいと思います」
【テレビ代表インタビュー主な一問一答】
-年間大賞。1年を振り返って
「まさかね、ここまで、こういう感じでね、影響力を与えると思ってなかったんですけど、これもやっぱりチームが勝つことによってね、だんだんマスコミとかいろんなメディアで取り上げてもらって。さっきも言いましたけど、ほとんど毎日ね、関西の方では『アレ』という言葉が出ないくらい、インパクトある記事を出してもらった結果と思いますね」
-アレのアレをオリックスから勝ち取った
「アレのアレというのは、とにかくスタートとしては18年間してないリーグ優勝というのがね、まずは目標だったので、優勝=アレということでスタートしたんですけど、1年目でアレを達成できて、前回も2年だけしかクライマックスをやってなかったんで、これは優勝しても次クライマックスがあって、そこを勝ち抜かなければいけない。それが終わったら日本シリーズ、はっきり言うてそこまでは考えてなかったんで、クライマックスを勝ち抜いた時に、もうアレのアレしかないな、もう一つ上というのは、なかなか言葉が出てこなかって、それでああいう形になったんですけどね」
-アレンパも出たが
「なかなかアレンパはええ言葉ですね。今ちょっとみんなで検討してるとこなんですけど。連覇がないんでね、なんとか、来シーズン初めての2年連続優勝、リーグ優勝を連覇をね、これまた、2月からシーズン始まるともっと浸透してくるんじゃないですかね」