阪神・近本 開幕戦第1打席でインパクトを 相手は巨人・戸郷!過去の反省生かし「初球からがっつかない」

 連覇達成へ、背番号5の快音から始まる。阪神・近本光司外野手(29)が1日、サンテレビ「熱血!タイガース党」のゲスト出演前に取材に応じ、来季3月29日の開幕戦・巨人戦(東京ドーム)での初回先頭第1打席に思いをはせた。シーズンを通して印象に残る1打席にすることを決意。今季好相性を誇った宿敵の開幕投手・戸郷相手に先制パンチを食らわせる。

 38年ぶりの日本一達成から、まだ1カ月足らず。近本は早くも来季の幕開けの瞬間をイメージしていた。12球団中ビジターの6球団、その1番打者しか立つことができない開幕戦初回表先頭の打席。チームにとっても自身にとっても特別なシーンであるからこそ、慎重に言葉を紡いだ。

 「シーズンが終わった時に、その1打席は600分の1。その1打席をどう印象づけるかだと思います」

 開幕戦初回先頭の打席について問われると、すぐさま「(元巨人の)高橋由伸さんね」と回答した。2007年3月30日の横浜戦(横浜)で開幕戦初回先頭初球本塁打を記録した宿敵のレジェンド。映像でそのシーンを目にし、脳裏に深く刻み込んでいた。

 もし、近本が来季のオープニングゲームの巨人戦で初回先頭打者弾を記録すれば、55年の大洋戦(浜松)での金田正泰、11年の広島戦(甲子園)のマートンに続く球団3人目の快挙となる。

 ただ、簡単に宣言できるほど甘いものではない。過去5年のシーズン初打席の安打は1本で、残りはフライアウトで凡退と結果はイマイチ。来季の相手の開幕投手は今季打率・415、2本塁打と好相性を誇った戸郷だが、「初球からがっつかない」と過去の反省を生かして慎重な姿勢で臨むことを強調した。

 今オフは例年通り、故郷の淡路島で村上と自主トレを実施。島内、さらには島外の野球少年少女たちに向け、「(プロの練習を)目で見て音で聞いて、空気感を肌で感じてもらいたい」とスポーツ振興の取り組みも兼ねて、一般公開も行われる予定になっている。

 「1勝が最初(開幕戦)って本当に難しいですし、大事だなと思います」。視線はすでに3・29。近本の一打から連覇への歩みが始まる。

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