下柳氏の「グラブ叩きつけ事件」鳥谷氏も被害者だった!ベンチ裏の緊迫 理不尽な流れ弾

 鳥谷敬氏
 「事件」の再現、ショートを守る秀太コーチの失策にグラブを叩きつける下柳剛氏=2016年2月11日撮影
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 阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬氏が2日、フジテレビ系「ジャンクSPORTS」に出演し、下柳剛氏の「グラブ叩きつけ事件」で“被害”があったことを明かした。この日は「内野手VS外野手」としてそれぞれのポジションを守った元選手が意見をぶつけ合った。

 阪神OBで内野の全ポジションを経験した関本賢太郎氏は「1番難しいポジションはショート」と断言。これには他のポジションや外野の元選手も納得。鳥谷氏も「まぁそういうことですよ」とドヤ顔を見せた。

 関本氏はフルイニング出場を続けていた鳥谷氏の超人ぶりをたたえつつ、下柳氏の激怒事件に言及。「あれ、トリが休まない男なのに休んだ時に起きた事件なんですよ」と語った。

 下柳氏の激怒事件は2007年10月1日の横浜戦(横浜)で起こった。まず五回1死一塁からショート・秀太の2度のミスに投手・下柳が激怒し、グラブを地面に投げつけた。さらに1死満塁となり、次打者は併殺コースの遊ゴロ。秀太はしっかりと捕球し二塁へ送球。セカンド・関本から一塁に転送されたが、際どいタイミングでセーフとなり、再び下柳がグラブを投げつけた。

 関本氏は「シモさんが10勝かかってる試合で、内野ゴロ飛んでくるたびにことごくエラーしまくって、グローブ2回も叩きつけて、もう大ごとになったんですよ。ぼくの感覚的には2万回ぐらいコスられてるんですけど」と振り返った。続けて「あれ、トリが出てたらあんなことにならなかった」と嘆いた。

 思わぬ形で責任を問われた鳥谷氏は「ケガしてたんですよ」と仕方のないことだと主張。「(試合の)展開が悪かったので、代打の準備しに後ろ(ベンチの奥)に行ったんですよ。そしたら下柳さん来て『なんでお前出てないんや!』って」とベンチ裏で下柳氏に激怒されていたと明かした。「(試合に)出てないのに、怒られてますから。1人だけじゃなく、ちゃんと怒られてます、自分も」と内野手として、完全な流れ弾を食らっていたと語り、爆笑を誘った。

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