阪神・石井大智は4000万円 3年目は中継ぎで自己最多44試合に登板 高専卒でNPB初の勝利投手

 契約を更改しマッスルポーズで気合を見せる石井(撮影・立川洋一郎)
 契約を更改しマッスルポーズで気合を見せる石井(撮影・立川洋一郎)
 契約更改後の会見で笑顔を見せる石井(撮影・立川洋一郎)
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 阪神の石井大智投手(26)が5日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3・2倍の2750万円増となる4000万円でサインした(金額は推定)。

 球団から「日本一に貢献してくれてありがとう」という言葉をもらったという。年俸の使い道については「やっぱりプロテインですかね」と笑いを誘った。今季を振り返り「腰のケガだったり体調不良があったので、来年は1年間1軍に帯同して活躍できるように頑張りたい。試合数もっといけたと思いますし、納得のいく数字は四球の数しかなかった。ヒットも打たれましたし、三振もあまり取れなかったので、ピッチャー自身の力をメインにトレーニングして、改善できるように頑張りたい」と力を込めた。また、体調管理については「しっかり自分の体と見つめ合って、人間ドックも受けながら、いろいろ取り組みたい」と明かした。

 国立の秋田高専から四国アイランドリーグplusの高知を経て、20年ドラフト会議で阪神から8位指名を受けた。3年目の今季は中継ぎとして自己最多となる44試合に登板して1勝1敗19ホールド、防御率1・35と大きく飛躍を遂げた。

 5月11日のヤクルト戦(甲子園)では同点の八回に2番手で登板して1回無失点。直後にチームが勝ち越しに成功し、プロ初勝利を手にした。高専卒の選手としてはNPB初の勝利投手となった。

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