阪神・青柳 復権アレンパだ “三十路の誓い”「活躍した年に優勝」「監督より目立てるように」
阪神・青柳晃洋投手(29)が5日、来週11日に30歳の誕生日を迎えるのを前に、巻き返しを“三十路の誓い”とした。エースとして開幕投手を務め、日本シリーズ第7戦も任されたが、個人としては決して満足いくことのないVシーズン。連覇がかかる来季へ、「自分が活躍した年にまた優勝したいと思ってるので」と雪辱の決意を示した。
そのためには、オフに入っても休んでいる暇はない。「昨年に比べたら投げているのは少ないと思うので、その辺を加味しながら早めに動いてます」と、時間を見つけてはトレーニングに励んでいる。「若い頃は2月1日スタートでいけたくらいなんですけど、もうそういうわけにはいかないので」と自らに言い聞かせた。
投手最年長の西勇からは「30からがしんどい」と常日ごろ聞いており、「30までできる選手の方が少ないですけど、僕も30(になる年)でこうやって(成績が)落ちましたし。そこは1個の節目。来年また巻き返せるように」と言葉に力を込めた。チームに浸透した岡田野球のもと、球団初のV2を目指すが、「ま、監督より目立てるように頑張ります」とニヤリ。エース復権を果たして、来年の秋には心の底から笑ってみせる。