阪神・岡田監督 現役ドラフトで漆原獲得にニヤリ「うまいこといった」 巨人入り馬場には「巨人の方がチャンスあるかもわからんもんな。今のこっちの投手陣と比べたらな、おーん」

 阪神・岡田監督
 楽天戦で力投するオリックス・漆原=10月撮影
 ロッテ・田村を投ゴロに仕留め頓宮(右)とタッチを交わすオリックス・漆原=21年4月撮影
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 日本野球機構(NPB)は8日、出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」を開催し、移籍が決まった選手を発表し、阪神はオリックスの漆原大晟投手を獲得した。阪神の17年ドラフト1位の馬場皐輔投手が巨人へ移籍となった。漆原は18年の育成ドラフト1位で、新潟医療福祉大からオリックスに入団。2020年に支配下登録されると、同年はリリーフとして22試合に登板。今季は16試合に登板し、1ホールド、防御率3・00だった。

 現役ドラフトを受けて、阪神・岡田監督は、漆原について「いやいや、まあな、先発やってて中継ぎになってからな、すごくね、よかったというのは聞いたし、まあもう、ある程度迷わずしてな」と語った。昨年の第1回ではソフトバンクの大竹を指名し、今季大ブレーク。今年もそれぐらいの欲しい存在だったか?との問いには「そうやな。まあ、ちょっとな、こう、ばらけるかもわからんと思ってたからな、重なったりな。まあ、でも、普通通りうまいこといったから、まあ、よかったと思う」と、うなずいた。

 右投手の指名に「うん右。左はもういらんかった(笑)」と明かし、漆原の魅力については「いやいや、映像も見たし。まだ可能性あるしなっていうような感じのあるピッチャーやけど。そら、1軍でな、ちょこっと投げたみたいやけど、そこまで戦力になってなかったけど、変われば可能性あるなと。そら真っすぐも速いしな、150近く出るしな。まあそれはリリーフやった時みたいやけどな、おーん。まあだからどっちか言うと真っすぐで押すタイプが多いからなパ・リーグはな。まあそら変化球とかそら課題とかはあるけど、それはこっちで直してな、克服していけばいいことだしそれはな」と、見据えた。

 投手王国のオリックスでもまれた存在だけに「ピッチャーのええところやからな、結局な。まあ、これでキャンプとかでどういうボールを投げるというか、実際に見て楽しみは楽しみやけどな」と、期待を込めた。

 宿敵の巨人入りとなった馬場については「巨人の方がチャンスあるかもわからんもんな、はっきり言うて。今のこっちの投手陣と比べたらな、おーん。まあ評価はすごく高かったみたいやなやっぱりな。(阪神の)層の厚さというか、二人選ばなあかんわけやからなあ。しょうがないといったらおかしいけど、誰かを挙げなあかんから、馬場やったらすぐに上の方で、最初にいくんとちゃうかなと思ったけどな、力的に」と語った。

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