阪神・中野 2年連続フル出場&初3割や「近本さんに聞きながら頑張ります」
阪神の近本光司外野手(29)と中野拓夢内野手(27)が8日、東京都墨田区の「東武ホテルレバント東京」で開催されたデイリースポーツ主催「阪神タイガース祝勝パーティー2023」に参加した。球団初の連覇がかかる来季へ、来年30歳を迎える近本は「健康第一。ケガなく終われたら」と〝シーズン完走〟を宣言。中野は自身初となる打率3割到達を誓った。
中野は球団史上初の連覇と2年連続フルイニング出場&初の3割到達をファンの前で掲げた。
「チームとしてはもちろん連覇。個人としては、今年もフルイニングに出られたので来年もフルイニング出場して。3割という数字はまだ自分の中で残っていないので、その数字を残せるように頑張りたいなと思います」
今季、DeNA・牧と並んで164安打を放ち、最多安打のタイトルを獲得した。でも、まだまだ選手としてたどり着きたい数字がある。それが3割。今年のセ・リーグではDeNA・宮崎、広島・西川(現オリックス)、ヤクルト・サンタナの3選手しか達成者がいなかった。
達成には、好投手をいかに打ち崩していけるかがカギになる。「ピッチャーのレベルも年々上がってきている。自分たちも年々進化していかなければいけない。近本さんに聞きながら3割打てるように頑張ります」と、2歳上の先輩から打撃の極意を学ぶつもりだ。
会場ではチカナカコンビの仲の良さが垣間見えた。10年連続二塁でゴールデングラブ賞を獲得していた広島・菊池にかわり、二塁コンバート1年目で同賞を受賞した中野。最初は「ちょっと恥ずかしかった」と語りつつ、近本から「なんで(菊池と)3票差やねんって思ってるやろ?」と問われると「取ると思ってました!!」と即答し、場内を沸かせた。
来季は新選手会長に就任することを改めて報告。「自分が選手会長になったからといってチームの順位が落ちないように、来年は連覇目指して頑張ります」。全てを有言実行し、選手として一回りも二回りも大きくなる。