阪神・近本が3億2000万円で更改【一問一答】球団最高額「ありがとうございますって感じです(笑)」

 契約を更改し会見に臨む近本(撮影・立川洋一郎)
 契約更改後の取材に応じ笑顔を見せる近本(撮影・立川洋一郎)
 契約更改を終え新たな飛躍を誓う近本(撮影・立川洋一郎)
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 阪神の近本光司外野手(29)が9日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億5000万円増の3億2000万円で更改した(金額は推定)。西勇を超えて球団最高年俸となる。近本の一問一答は以下。

 -サインは。

「はい、しました」

 -金額は。

「想像で大丈夫です」

 -金額の感想は。

「ありがとうございますって感じです(笑)」

 -球団から言葉は。

 「日本一、リーグ優勝してくれてありがとう。5年連続でチームを引っ張ってくれて、阪神を引っ張ってくれて、これからも頼むなという感じです」

 -交渉の時間も長かった(交渉時間から1時間13分後に会見開始)が、要望、提案などは。

 「交渉じゃないです(笑)野球の話なんて、5分で去年も一緒で、5分くらい話して、その後は本部長とずっとチームについて話をしました」

 -内容を言えるか。

 「言えないです」

 -どんなシーズンだった。

 「1年通してずっといたわけじゃないですけど、チームがこうして優勝して、日本一になって、自分の中ではその一員になれた、その時のメンバーだったのが良かった」

 -個人の成績に関しては。

 「また自分の中で新しい一面が見られたというのがあった1年だったけど、でも今までの良さだったり、自分の中の強みだったりを、まだ手札には持っているなというのが分かったので、そういうところをまた来年どうしようかなと考えています」

 -新しい一面とは。

 「今までできなかったことができたというところですかね」

 -具体的には。

 「イメージの中でしっかりそれができた。自分の得意なことをイメージしてやるというもそうですけど、できないことに対しても、それをどうやったらできるのかイメージして、それがある程度イメージの中でできたり、外でできたっていうところが、今年はけっこう多かった1年でした」

 -去年、認知を超えるプレーを目指していきたいと言っていた。

 「そうですね、イメージにないところが出た時は今でもうれしいですけど。ある程度の可能性を含めたイメージはできるんですけど、それをどれだけ絞って、その可能性でヒットを打つ、プレーしていく、でもそれ以外のところが出た時は、全く新しい一面を見られるんで、そこも含めてどういうふうに準備していこうとかなというのが、去年よりも多くできたし、去年よりも成長できたなと思います」

 -印象的な打席やプレー。

 「自分の想像、イメージの中で、だいたいこうふうになって、こうなって、こういう話をするのってすごい難しいので、なかなか伝えづらいというか、書きづらいと思うんですけど、ああでこうでって書けないでしょ(笑)」

 -来季に向けて成長できる部分は。

 「もうちょっと自分の出力を抑えて、自分の体をもう少し使って、コントロールしやすいようにしたいなと思います」

 -コントロールしやすいとは。

 「安定性、再現性をもう少し。再現性も高めないといけないんですけど、そこのバランス、自分の、難しいですね、それを言葉にするのは」

 -監督も代わって、去年は新しいタイガースになると言っていたが、どんなチームに。

 「どんなチームになったんですかね。日本一になったチームじゃないですか」

 -監督が代わっていろんなところが変わった。

 「監督が代われば雰囲気は変わりますよね」

 -岡田監督と接してみて。

 「いやあ、そんなしゃべる機会がないので(笑)すみません」

 -連覇がかかるシーズンへ、目標は。

 「連覇したいですっていうのは、今しか言えないんで、球団とも話して、ぜひやってほしいと言ってたんで。できると思うと言われた。選手が個々の能力をもう少し上げて、発揮できるようにしないと難しいと思うので、個々の能力をもう少し上げて頑張りたいです」

 -個人の数字は。

 「とくにないです」

 -ファンに向けて。

 「今年1年間、たくさんの応援ありがとうございました。皆さんと優勝の喜びを分かち合うことができて良かったです。また来年、連覇できるように、皆さんと喜べるように頑張っていきます。ありがとうございました」

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