鳥谷敬氏 将来の阪神監督就任は?「やらないです」とキッパリ 「年間300日拘束される」「叩かれて辞めていく」
阪神OBの鳥谷敬氏が9日、MBSで放送された「おしゃべり小料理ゆみこ」に出演。ポスト岡田監督について消極的な考えを示し、その理由についても激白した。
有働アナから「ポスト岡田」について問われた鳥谷氏。「やりたいですか、監督?」と逆質問し、理由に監督業務の過酷さを明かした。
「年間、人のために300日拘束される。負けたら自分が背負って。(阪神では)必ず悪くなって、叩かれて辞めていく」と鳥谷氏。現役時代に阪神で第一次政権の岡田監督、真弓監督、和田監督、金本監督、矢野監督の下でプレーしてきたが、いずれも最終年は結果を残せず、猛批判を浴びて監督の職を辞す形となってきた。
それだけに「やらないです。コーチもあんまりやりたくない」と明かした鳥谷氏。引退後の2年は社会人野球でコーチを務めながら、評論活動、さらには下克上球児にも出演するなどタレントとしても活動の場を広げてきた。その中で気づいたことが“自分で決めるスケジュール”の大切さ。「人の言われたスケジュールで40年間生きてきた。スケジュールは人に決められるより、自分で決める方が楽しいと知ってしまった」という。
野球界は年間スケジュールが大まかに決められており、チームとともに行動する。団体行動から個人行動に切り替わったことで、自分でやりたいことをやる楽しさを知ったという。「あと20年くらいこれで。20年もしたら近本、中野、木浪が頑張ってね」と後輩に託す考えも語った鳥谷氏。有働アナから「なんか逃れようとしている」との指摘には、苦笑いを浮かべていた。
また鳥谷氏は番組で短髪姿も初披露。丸眼鏡も装着し、さわやかさを印象づけていた。