阪神 選手のスーツ姿がめちゃオシャレに 佐藤輝、近本、中野らが個性発揮「昔と大きく変わった」OBも注目
今オフ、阪神選手のスーツ姿が注目を集めている。佐藤輝明内野手はカーキ色のスーツで契約更改に登場。イベントに参加した近本は青で統一したスーツの着こなしを見せ、中野は明るい色使いで温かい印象を与えている。
阪神では以前、球団支給のスーツがあり、契約更改や球団のイベントでは着用するように義務づけられていた。それが時代の変化とともに無くなり、より選手の個性が出る形に。阪神OBでコーチも歴任したデイリースポーツ評論家・岡義朗氏は「すごくいいことだと思う。それぞれ選手の個性が出ることで女性ファンの獲得にもつながるし、プロ野球選手という人が注目する仕事をしているわけだから。オシャレと言われるようにするのも仕事だよね」と評す。
「昔はね、封建的な部分で上の先輩から言われたらダメっていう空気もあったけど。あんまり目立つのはという雰囲気もあった。でも今はそうやって個人で個性を発揮できる。昔と大きく変わったと思うよ。今の方がチームとしては間違いなくいい雰囲気だと思う。それが出ているんじゃないかな」と岡氏。「野球選手って実はスーツを作るのが大変なんよ。体型の部分でね。お尻、太ももがでかいし、右肩と左肩で大きさも違うし。それを佐藤輝らがキレイに見せているというのは、時代の変化かなとも思う。昔はここまで着こなしとか、見せ方とか考えなかった」と述懐する。
球団のSNSでもスーツ姿の写真が頻繁にアップされるなど、ファンからも注目を集めている選手たち。「でもそこにお金をかけるというのは、ある意味、健全と言ったらおかしいけど、野球に対してマジメなんだと思う。昔の選手というのはお酒にお金をかけていたけど、今はファッション、そしてトレーニングにお金をかける部分が大きい。だからある意味、いいこだわりを持ってると思っていいんじゃないかな」と岡氏は言う。
かつて阪神の選手が「タイガースは常に見られている。いろんなところに目がある」と熱狂的なファンの多さ、注目度の高さに息苦しさを感じる部分も明かしていた。だが今の選手は注目の大きさを逆に楽しんでいるようにも映る。オフの期間しか見られない選手のワンシーン。日本一戦士の姿が大きな注目を集めている。