ドラ1下村ら阪神新人8選手が甲子園、鳴尾浜見学 ドラ6津田は大山ら先輩に遭遇し感動
今秋ドラフトで指名された阪神の新人8選手が10日、甲子園球場内でトレーニング指導を受け、その後、甲子園球場や鳴尾浜の「虎風荘」など球団施設を見学した。
最初、アップで2列になって走り出す時には、最前列の2人だけが走り出し、後ろがついて来ず。「みんな行っていいよ」とトレーナーから声が飛ぶ初々しい場面も見られた。
甲子園ではこの日、「ミズノドリームカップ」が行われており、1塁側アルプススタンドで記念撮影を行った際には、少年少女の試合に熱視線。新人選手らの“野球愛”も早速垣間見られた。
甲子園歴史館ではバーチャル体験では、ドラフト1位指名を受けた青学大・下村海翔投手(21)が“聖地初マウンド”。11球中5球左でも投げ「とてもリアルで楽しかったです。思ったところにいかなかったのでコントロール磨きます」と笑顔を見せた。
ドラフト3位指名を受けた仙台育英・山田脩也内野手(18)、ドラフト4位指名を受けた東海大星翔・百崎蒼生内野手(18)が初球ホームラン。高卒コンビが“プロ1号”を披露した。
最後に鳴尾浜での施設見学を終え、下村は「西宮出身って言ってもこんなところまでは見られないで、初めて見られてすごいなっていうのと、わくわくして見てました。楽しかったです」と話し、「トレーニングルームの隣に治療器具とか置いてあったんですけど、超音波とかそういうの。アマチュアではあんなに揃ってるっていうのはないので、すごい」と目を輝かせた。
ドラフト2位指名を受けた四国ILp・徳島の椎葉剛投手(21)は「いろんな設備が揃っていて、食事もよくて、きれいな寮もあって。で、大きなお風呂もあって。ガラッと環境は変わるんですけど、独立で培ったハングリー精神とかは忘れずにやっていきたい」と力を込めた。
山田は3年の夏の宮城県大会と、甲子園で使用した自身のバットが甲子園歴史館に展示されており、「阪神の歴史というか。これまでいろんな偉大な人から作り上げてきた結果というか、成果を見ることができたので。自分のバットも飾っていて。そこに初めて行けて良かったです」と振り返った。
育成ドラフト1位指名を受けた日本海L・富山の松原快投手(24)は「すごいとしか言いようがなくて。もう口が開きっぱなしです、ずっと(笑)寮入ってもうすごくいい部屋ですし。これ、本当に(来年)潰しちゃうのかなっていう」と感動を口にした。
ドラフト6位指名を受けた大経大の津田淳哉投手(22)は「ロッカールームとかで大山さんとか選手の方々がおられたので。すごいこんな感じなんやと思いました。でかかったです」と早くも先輩たちと対面したことを明かした。