岡田阪神VS阿部巨人 2・23OP戦もTG開幕!12年ぶり沖縄で伝統の一戦 3・29本番前に前哨戦

 (左から)阪神・岡田監督と巨人・阿部監督
 阪神と巨人のオープン戦開幕戦が開催される沖縄セルラースタジアム
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 阪神が来春オープン戦の開幕戦で巨人と対戦することが12日、分かった。2月23日に沖縄セルラースタジアム那覇で開催される。両チームは3月29日のレギュラーシーズン開幕戦(東京ドーム)で激突するため、いきなりの前哨戦となる。球団史上初のリーグ連覇を狙う阪神と、球団創設90周年を迎える新生・阿部巨人がシーズン本番を見据えて、力をぶつけ合う。

 沖縄の地で行われる伝統の一戦からリーグ連覇への道が始まる。阪神のオープン戦開幕戦が2月23日・巨人戦(沖縄セルラー)に決まった。3月29日のシーズン開幕戦で激突する両チームにとっていきなりの前哨戦。盛り上がること間違いない。

 開幕1軍を狙う若手にとっては絶好の腕試しとなる。

 岡田監督は今秋キャンプで戦力底上げに着手した。19歳の左腕・門別を投手MVPに挙げ、来春1軍キャンプスタートとオープン戦での積極起用を明言。野手では野口の打力を評価し、育成から支配下昇格を決めた。ドラフトでは1位・下村(青学大)、2位・椎葉(四国ILp徳島)ら即戦力右腕を指名。現役ドラフトではオリックスから漆原を獲得し中継ぎ強化を図った。

 11日の新人選手入団発表で指揮官は「新戦力で1人、2人と加わってくれれば、当然チームとしてもレベルアップする」と期待を膨らませた。今年2月のオープン戦初戦・ヤクルト戦(浦添)では現役ドラフトで獲得した大竹が3回無失点と好投。ルーキー森下、富田もオープン戦デビューを飾り、シーズンでの活躍を予感させた。来春も、新戦力台頭の息吹が感じ取れる一戦となれば、この上ない。

 シーズン開幕に向け、新生・阿部巨人を把握する上でもメリットは多い。

 巨人は今季限りで原監督が退任。来季から阿部新監督が指揮を執る。岡田監督は「接点?ないない、それは」と首を横に振りつつ、「メンバーが変わったら野球も変わるよ」とチーム編成に着目している。

 今オフ、巨人は顔ぶれが一変。野手では松田が現役を引退し、中田と中島が中日へ移籍した。一方、投手は積極的に補強を進め、ドラフト1位・西舘(中大)ら即戦力投手を指名。トレードでソフトバンク・高橋、泉、オリックス・近藤の獲得に成功した。さらに現役ドラフトで阪神から馬場を獲得。捕手出身監督らしく、弱点であるブルペン整備を急ピッチで進行中だ。

 今季の阪神は4位・巨人を18勝6敗1分けと圧倒し、15・5ゲームという大差を付けた。それでも来季に向けて油断はない。岡田監督は「俺が言わんでも今までの歴史がそうなってるんやから」と伝統の重みをかみしめる。オープン戦初戦で宿敵相手に手応えを得て、24年シーズン開幕へ力強く歩みを進める。

 ◆2012年のオープン戦開幕 阪神が沖縄を舞台にオープン戦初戦で巨人と対決するのは和田豊監督1年目シーズンの2012年2月19日以来、12年ぶり。沖縄セルラーで開催されたこの試合はスコア「0-1」で阪神が完封負けを喫した。阪神先発・小嶋が三回に長野に先制の決勝打を許すなど3回4安打1失点。一方の打線は巨人先発・宮国ら5投手の前に散発3安打無得点だった。

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