阪神・岡田監督 今年の言葉、あえて「楽」ではなく「楽しい」 「そりゃ一番、長いこと野球したから楽しいやわな」
阪神・岡田彰布監督(66)が12日、今年を振り返る字に「楽しい」と挙げた。漢字1字の「楽」ではなく、あえて「楽しい」としたことに意味がある。
「そりゃ一番、長いこと野球したから楽しいやわな。楽じゃなしに、楽しいで終わった。楽じゃなかったけど、最後の最後まで注目を浴びて野球できた」
勝利=楽しいとの感覚が強かったという。「監督なんか勝つことしかないやん。一つ勝って一喜一憂とか絶対せえへんよ。最終的に一番勝てばいいだけやから」。18年ぶりのリーグ優勝&38年ぶりの日本一という最高の形を実現できたことが、何よりも大きかった。
15年ぶりにタテジマに袖を通し、タクトを振った日々も「そりゃ楽しいよ。スタンドおったら文句ばっかり言わなあかん。ユニホーム着てうまいこといったら楽しいやん」と即答。来年もタテジマで球団史上初の連覇を目指す。達成できれば、さらに「楽しい」1年となることは間違いない。