阪神・岡田監督「アレ」封印へ 明確に「優勝」誓った 吉兆アイテム「パインアメはなめます」

 阪神・岡田彰布監督(66)の後援会「メンバーズ80・岡田会」が21日、京都市内のホテルで開催された。18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を成し遂げた岡田監督は、約500人の参加者に力強く連覇を誓うとともに「アレ」封印を示唆し、「パインアメ」継続を宣言した。

 招待客で埋め尽くされた会場を、岡田監督が大いに沸かせた。「リーグ優勝&日本シリーズ制覇 祝賀会」と銘打たれた「岡田会」。約500人を前にした虎将は「すごい数になったと思ってるんですけど、これも『アレ』を成し遂げた結果かなと思ってます」と万感の思いに浸った。

 1月24日。3年ぶりに開催された前回の「岡田会」は大雪に見舞われた。岡田監督は11カ月前を思い起こし「どういう意味の雪だったのかなと考えると、白星がたくさん降ってきた」と多くの勝利を得た今季になぞらえ、大きな拍手を浴びた。

 来季は球団初の連覇に挑む。虎党は再び「アレ」を期待するが、指揮官は「『アレ』いうのはもう、あんまり言わないですよ。もういいでしょ」と、新語・流行語大賞に輝いた“名言”の封印を示唆。「リーグ優勝をやります」と、明確に「優勝」という言葉を用いて誓いを立てた。

 試合中になめていた好物の「パインアメ」については来季も継続を宣言。販売元であるパイン株式会社の上田真弘社長が招かれていたこともあり、「パインアメはなめます」と笑顔で語った。

 就任2年目へ、岡田野球の浸透を実感している。「ベンチに座ってて選手が勝手にやって勝つのが一番強いチーム。来年はあんまり(采配を)やらないです。村上がね、完全試合したら絶対負けないもんね。結局はね」。口も滑らかに、選手への厚い信頼を示した。

 「魅力ある選手が育ちつつある。この選手を見たいと思って球場に来るような阪神ファンが増えた時はもっと強くなる」。岡田監督は選手個々の成長に期待を寄せつつ、「黄金期」の到来を予感している。

 ◆「メンバーズ80・岡田会」 岡田監督が初めて阪神監督に就任した1年目の2004年のオフに、京都府出身の吉田義男元監督や京都の医師や政財界、学術などに携わる人たちが中心となって発足。発足当初から本庶佑氏が会長を務めている。

 ◆「メンバーズ80・岡田会」の主な出席者 阪神から岡田監督、大竹、伊藤将、村上、中野、小野寺、森下、京大特別教授・本庶佑氏、阪神元監督・吉田義男氏、京都市長・門川大作氏、参議院議員・福山哲郎氏、パイン株式会社代表取締役社長・上田真弘氏、デイリースポーツ評論家・狩野恵輔氏

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