２０２４年の阪急阪神沿線・十日えびすポスターにタイガース代表として選出された阪神・森下翔太外野手（２３）が２５日、来季の目標に「全試合出場＆打点王獲得」を掲げた。辰年で年男として迎える２年目に、真の虎のスラッガーへと進化を遂げる。

　「１００打点。ここを取れればそういう（打点王を争う）レベルの戦いになってくる」。タイトル獲得へ、最低限のボーダーも見えていた。今季は９４試合に出場して新人ながら２桁本塁打も記録し、４１打点。１年間活躍し続ければ大台突破も視野に入ってくる。

　「開幕レギュラーを取ってそこから１４３試合出られるようにしたい」と全試合出場を宣言。「波が少ない選手がいい選手。成長した姿を見せたい」と２年目の飛躍を誓った。

　ポスター撮影では、近本、佐藤輝ら今ではチームの顔となった選手が務めてきた大役で金色のはかまを着用。「（成人式は）スーツだったので初めてでした」と照れ笑いを浮かべた。

　数字以上の印象を残して３８年ぶり日本一に貢献した黄金ルーキー。「クリーンアップで自分が打てばチームは回ると思っている」と主軸の自覚は十分。３番・森下が打点王を手にすれば、同時に“アレンパ”もついてくるはずだ。