阪神日本一の秘密 シリーズ開幕投手の村上頌樹は驚異の初球ストライク率だった 捕手坂本「先に先に」
プロ野球・阪神の激闘を振り返るMBSテレビの特別番組「阪神日本一を紐解く“7つのカギ”~日本シリーズ完全ドキュメント~」が29日、関西ローカルで放送された。オリックスとの日本シリーズを選手のインタビューとともに振り返った。
日本シリーズ初戦は、村上頌樹投手が先発。村上は安藤優也投手コーチからシリーズ開幕への先発を「(第1戦の)5日前の練習中に言われた。初戦頼むぞと」と明かした。また、「長引いたら2回投げなあかんなあ」と言われたため、「1回で終わりたかったから、初戦は勝ちたいと思った」と振り返った。
番組では、ストライク先行の村上の投球内容に注目。今季、NPBの投手の初球ストライク率が60・2%だったことに対して、村上の日本シリーズ初戦は90%近い87・0%だったという。
マスクをかぶった坂本誠志郎捕手は、村上には「振らさずストライクをとる」技術があると分析。その上で「(ストライクは)打者が振るリスクはあるが、逃げると(不利なカウントで)もっと振りにくる。できるだけ先に先に」と、先手をとる配球を徹底していたことを明かした。