阪神日本一 「湯浅の1球」の裏側とは 4カ月半ぶりの電撃復帰 坂本「加治屋さんだと思っていた」
プロ野球・阪神の激闘を振り返るMBSテレビの特別番組「阪神日本一を紐解く“7つのカギ”~日本シリーズ完全ドキュメント~」が29日、関西ローカルで放送された。オリックスとの日本シリーズを選手のインタビューとともに振り返った。
第4戦では、左脇腹筋挫傷から湯浅京己投手が4カ月半ぶりにマウンド復帰。同点の八回2死一、三塁から登板すると、1球で火消しに成功した。
岡田彰布監督のこの采配について、坂本誠志郎捕手は湯浅の登板をまったく予期していなかったと振り返った。「加治屋(蓮)さんだと思っていたが、監督が(審判に交代を告げる)口の動きが加治屋さんじゃなかった」と坂本。その後「あ、湯浅がおったわと思った」という。
坂本は「監督もすごい使い方をするなと思ったけど、雰囲気を変えてくれというメッセージだと思った」と回顧した。また、大山悠輔内野手も「湯浅コールで流れが変わった。監督はすごいと思った」と話した。
湯浅自身も「予想していなかった」という登板。「ブルペンでは(肩を)つくって投げさせてくれと思っていたので、よっしゃ、やっときた!と思った。不安は一切なかった」と振り返った。