阪神・小野寺に大山師匠から金言 「小さくなり過ぎ」で目が覚めた「怖さのあるバッターを目指す」

 打撃練習をする小野寺
 大山(左)に見守られながらトレーニングをする小野寺(撮影・中田匡峻)
 糸原(左)と談笑する小野寺(撮影・中田匡峻)
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 阪神の小野寺暖外野手(25)が10日、“大山打法”で2桁本塁打を目標に掲げた。堺市で糸原、大山との合同自主トレを公開。厳しい冷え込みと小雨の中、約4時間にわたって精力的に汗を流した。

 “師匠”の言葉で目が覚めた。「長打がないと全く魅力のない選手になってしまうなと改めて気付かされた。(本塁打)10本は打ちたいですね」。昨季は自己最多43試合に出場して打率・347の数字を残した。さらなる飛躍を求めつつ、変化への恐れもあった。迷える若虎は今年の初練習で大山から貴重な“金言”を授かった。

 「小さくなり過ぎている。元々飛ばす力は持っているから、そこをもう一度引き出してもいいんじゃないか」

 高打率の一方で本塁打0本、二塁打と三塁打はそれぞれ2本に終わった。「怖さがないバッターになっていた。率を残しつつ怖さのあるバッターを目指す」。体の使い方に若干の変化を加えるなど、飛距離アップに取り組んでいる。

 この日も屋外でのフリー打撃で大山から打球の角度について助言を受けると、いきなり柵越えを披露。「一番ためになる」と打撃理論に心酔している。

 今季は外野や三塁などで定位置争いが待ち受ける。「『誰かがダメだったら俺がいるぞ』と後ろから火をつけられるように。一番は奪い取ることが目標」。勝負の4年目へ牙を研ぐ。

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