阪神・高橋遥人 復肩ブルペン143キロ出た 江草2軍投手C絶賛「(実戦)2月いけるんじゃないか」

 ストレッチする高橋遥(撮影・石井剣太郎)
 ブルペンに入って投げ込む高橋遥
 キャッチボールする高橋(撮影・石井剣太郎)
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 昨年6月に受けた「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」からの復活を目指す阪神の高橋遥人投手(28)が11日、鳴尾浜で自主トレを行い、今年初めてブルペン入りした。冷たい風が吹く中、捕手を座らせて直球のみ30球。今季から育成契約となったが、支配下復帰へ視界良好だ。

 乾いたミットの音が、鳴尾浜のブルペンから響いた。左腕を力強く振り、糸を引くような直球を投げ込んだ高橋。肩や肘に痛みは全くない。「年末よりもよくなっている実感もあった。結構思い切り投げて。レベルが上がっている感覚があった」と納得の表情を浮かべた。

 年末には4度ブルペン入りして状態を確認。まだまだ調整段階だが、年明け初の投球練習となったこの日の最速は143キロを計測した。投球を見守った江草2軍投手コーチは「めちゃくちゃよかった。この感じなら2月(実戦登板)いけるんじゃないかと思うけど。焦ってもしょうがない」と回復ぶりに目を細めた。

 復活へ向けて着実に前へと進んでいる。一昨年4月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、昨年6月には「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」を実施した。2年間1軍での登板はなく、ようやく見え始めた実戦復帰。「しっかり投げられるようになってきて。停滞している感じもないですし」と笑みを浮かべた。

 再発しないためにも、焦る気持ちはない。ただ、順調にいけば2月1日から始まる春季キャンプ中にも打者相手の登板が見込まれる。「流れに身を任せて。まだ試合にも投げていないですし、人どうこうというよりも、試合に投げられるように」。今後も慎重にリハビリを続けていく考えだ。

 まずは、不安なく投球練習を続けられる状態にしていく。「違和感とかもちょっとずつなくなっているし。投げづらさとかもなくなってきている。もうちょっとだと思っているんですけど」と高橋。左腕が見せた復活の兆し-。静かに闘志を燃やし、聖地のマウンドに立つ日を目指す。

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