阪神・青柳 狙うぞキャリアハイ オレが真のエースだ 開幕投手も譲らん「もちろん目指します」

 肩を組んで笑顔を見せる青柳(中央)、村上(左)、岡留(撮影・佐藤厚)
 オーバースローで投球の見本を示す青柳
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 阪神・青柳晃洋投手(30)が14日、静岡県沼津市で村上、岡留らと行う合同自主トレを公開した。22年は投手3冠(最多勝、最高勝率、最優秀防御率)に輝き、昨季は開幕投手を任されたが、2軍降格を経験するなど不完全燃焼のシーズンに終わった。今季は真のエースとして、2年連続開幕投手に照準を合わせ、キャリアハイへの決意を示した。

 練習を終えた青柳の表情には充実感がにじんでいた。午前9時から始まった野球教室に午後からの自主トレ。「すごく楽しかったですし、元気をもらった。いい野球教室ができた。疲れていましたけど、そのあともしっかりやることができた」。トレーニングだけでなく子どもたちからも刺激を受け、心身ともに満たされた。

 21年は投手2冠(最多勝、最高勝率)、22年は2年連続の最多勝、最高勝率に加え、最優秀防御率のタイトルも獲得し、投手3冠に輝いた。しかし、開幕投手を任された昨季は2軍降格を経験するなど18試合に登板して8勝6敗、防御率4・57に終わり「納得いくピッチングは一度もなかった」という。巻き返しを誓う今季へ「僕の中では勝負の1年だと思っている」と決意表明。本来の力を取り戻し、先発ローテで絶対的存在になる。

 結果を残すために体の使い方を見直した。なぜ思い通りの投球ができなかったのか。結論は見つかった。「投げる以外の体の使い方。柔軟性だったり可動域が悪くなったなと去年の終盤に気づいた」。この自主トレでは約1時間入念にアップを行い、可動域を広げることに重点を置いて取り組んでいる。

 今季の目標には「いつもは数字で言っているんですけど。具体的な数字より全てにおいてキャリアハイを目指していこうと思います」。越えないといけないのは過去の自分だ。21、22年の13勝に、防御率は22年の2・05。この数字以上の成績を残せれば、再びタイトルも視野に入る。

 開幕投手の座も譲らない。村上や大竹、伊藤将、才木ら後輩が次々と頭角を現してきたが、「もちろん目指します。僕自身やると思って準備していますし、やらなくても開幕ローテに入ると思ってずっと練習を続けている」と貪欲に2年連続で大役を狙っていく。連覇に導く大車輪の活躍で真のエースになる。

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