阪神ドラ1・下村 「衝撃」サッカー三笘&久保ら師事の谷川氏指導 伸びしろ発見「投球でも使え切れていない力あるんじゃ」

 講師の谷川聡氏(中央後方)の指導を受け、ボールを抱えてダッシュする下村(撮影・立川洋一郎)
 (左から)山田、下村、百崎らにお手本を見せる筑波大・谷川聡氏
 谷川聡氏の指導を受け、チューブを伸ばした状態でダッシュをする下村(撮影・立川洋一郎)
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 阪神のドラフト1位・下村海翔投手(21)=青学大=が15日、鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレで筑波大准教授・谷川聡氏(51)の指導を受け、伸びしろを発見した。

 寒風吹きすさぶ鳴尾浜で、若虎たちがダッシュを繰り返した。今年から走り方を指導する谷川氏は、サッカー日本代表MF三笘薫や久保建英らも師事した名伯楽。1時間半を超える特別講義を終えた下村は「めちゃくちゃ楽しかった」と興奮を隠し切れなかった。

 走力には自信のあった下村だが「こわばって走っている」と指摘されたことが「衝撃」だったと振り返った。体幹を安定させる腸腰筋や腹筋などが使えていなかったようで、谷川氏は映画「燃えよドラゴン」でブルース・リーが放った「考えるな。感じろ」という名せりふを持ち出し、ボールを抱えながら走ることで体幹を“感じる”きっかけを与えた。

 「自分の持っている力を最大限出すというところは投げるのも走るのも同じ。投球の方でもまだ使え切れていない力があるんじゃないか」と、自身の潜在能力に期待を高めた。実体験として「足が速くなったりしたことで、ピッチングでの出力も変わった」といい、走力向上が投球に好影響をもたらすと信じている。「まだまだ伸びしろがたくさんあると思っている」。ドラ1右腕は貪欲に成長を求めていく。

 ◇谷川聡(たにがわ・さとる)1972年7月5日、東京都町田市出身。八王子東高を経て中大卒業後に筑波大大学院に進学。2000年シドニー五輪、04年アテネ五輪男子110メートル障害代表。アテネ五輪では13秒39の日本記録(当時)を樹立。現在は筑波大体育系准教授を務める。

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