阪神・岡田監督 会議で「いろいろ言った」リクエスト&記録員&タブレットに持論大展開 審判員へのあいさつは言及せず【一問一答】
プロ野球の12球団監督会議が16日、都内のホテルで行われ、座長を務めた阪神・岡田彰布監督は審判団&記録員に提言を連発。その他にもスピードアップに関して「選手の登場曲も含めて」と改善していく方針を語った。
以下、岡田監督の会見全文。
(冒頭自ら)
「本日は12球団監督が集まって、2回目なんですけど、一言で言えば12球団の監督でチームを率いるものが12球団を盛り上げていこうと、それに合意した形になりました。各球団、2月からキャンプ始まりますけど、フロント、選手会、一緒になって義援金みたいな形で選手に協力してもらって、能登の地震に少しでもね。各球団も協力したいと。あと審判とか記録員とかいろいろ言ったんですけど、プロ野球がまたこれから発展していくためにどうすればいいか。質問があれば受け付けたいのでよろしくお願いします」
-時間をかけた議論、印象に残った議論は?
「あのー、さっきも言いましたけどリクエストの件で、タイミングとか早さとか。いろんな面でやっぱりね、いろんな意見が出たんですけど、最終的にね、明確にね。審判団の最終判断になるんですけど、そのへんは一つのプレーが勝ち負けを本当に左右するので。そこら辺は非常に敏感になるんですけど。審判員の協力して、よりよい方向で行こうということなんで。リクエストに関してはそういうことですね」
-記録員については具体的に?
「これは自分の意見ですけどね、昨年も何回かあったんですけど、選手の立場というか、現場の意見として、去年、おととしと最多安打が2人同時達成になった。これは最終的に143試合の中で積み重ねなんですけど、例えばエラーが内野安打になった、その1本が最終的に163本目のヒットになってたかもしれない。それくらい選手はシビアにタイトルに向かって頑張っている。一番思ってたのは。(記録員が)スタンドの上の方からしか見えない。広島は土のグラウンドなんでね、イレギュラーとか。今はモニター見てるみたいですけど、そのへんでもうちょっとね。場内アナウンスで試合前に記録員は誰々ですと聞くんですけど、顔と名前が合わない。グラウンドに降りて貰ってコミュニケーションをとるとかね、そういうのはしてほしいなというのはありますね」
-実際にそういう話を?
「きょうしました。俺も昔、選手の時も名物記録員がいたんですが、そういう人と練習中にグラウンドで話をしたり、練習中にグラウンド降りてきて貰って『きょうのグラウンドはどうだ?』って。何かそういう会話をした記憶がある。そういうのもあって、もうちょっとコミュニケーションを取ったらどうですか?という話はしました」
-スピードアップでピッチクロックなどの話は?
「今年は2軍の施設でやると思うんですけど、1軍に関してはそういうセッティングというか、やらないんですけど、バッターが打席に入る、バッテリーのサイン交換を含めて、これはみんなが協力しないとなかなか短縮はできないと思うんで。そのへんはまず、今シーズンは2軍でやるんですけど、ある程度参考になると思うので。とにかく1軍としては両方がスピードアップのために協力すると。流れる登場曲も含めてですね」
-今年は新しい提案は?
「いや、それはでなかったですね。新しいことってのはあんまり出なかったですけど、確認事項の方が多かったですね」
-タブレットの持ち込みという提案については?
「小久保監督から出たんですけど、僕もメジャーの映像を見たんですけど、ベンチに帰ってきて大谷選手が後ろ座ってタブレット見てるというのは何回か見たことあるんで。あのー、それは今日いきなりオッケーじゃなしに、これは一回検討事項としてね。何かね、違うことに使われるというかね、今はすごくそういうのが発達しているんで。もっと色んなことに使う、そういう違うことに使うというのも出てくると思うんで。まだオッケーになったわけではないので、そういう検討をしていくということですね」