阪神・石井大智投手（２６）が“新兵器”を導入したことを明かした。昨年１２月に購入したのは「ラプソード」という球速、回転数、回転軸、変化量、リリース時の高さや横幅、角度などを測定できる機器。付属のカメラ、持ち運び用のケースも購入して総額は約１００万円だといい「奥さんに怒られるかな」と笑った。

　“新兵器”でまず確認したいのは変化球。特に昨季から投げ始めたフォークは、昨春キャンプでは理想型だったが、シーズンを通してずれが生じた。そこでスローモーションを活用してリリースポイントを確認していく。

　キャンプにも持参予定。球団が所有する「トラックマン」もあるが、昨年「ビーズリーと結構取り合いになったんですよ（笑）」と石井。「待っている時間がもったいない」と練習の効率化にもつなげ、「対人になったときにどう映るかが一番大事」と、データで得たことを紅白戦などの実戦で試していく考え。ＭＹラプソードでさらなる成長を遂げる。