阪神・岡田監督 キャンプでは紅白戦まで実戦形式練習なし 昨年2・7シート打撃で“苦言”連発

 阪神・岡田彰布監督(66)が20日、1軍の宜野座キャンプでは2月11、12日に予定している1、2軍合同紅白戦(宜野座)まで、実戦形式の練習をしないことを明かした。昨年は第2クール最終日の7日にシート打撃を実施したが「いやー(今年は)入れるつもりないよ」。1年前の教訓を生かし、“岡田改革”を実行に移す。

 以前から調整段階の投手と打者が対戦するシート打撃に、否定的な見解を示していた。昨年は桐敷から本塁打を放ったノイジー、ミエセスが、当初は横手投げで打ちづらい岡留と対戦予定だったことに「いきなりサイドのピッチャー打たすとか…俺らは選手をつぶしたらあかんやん」と不満顔を浮かべ「(被弾の桐敷を)フォローせなあかん。チームやから」と指摘していた。

 チーム状況も違う。「去年はすごい大きな1年やった。キャンプの初日からこっちがどうこう言う必要はないと思う」。岡田の考えがチームに浸透したという手応えだけでなく「去年1年である程度もう分かった」と、選手の力量を把握できていることも大きい。

 「(投手は)紅白戦までブルペンでの調整になるかなと思う」と安藤投手コーチ。投手は投げ込み、打者は振り込む。あくまで照準は開幕だ。序盤からのアピール合戦は不要。「3・29」へ、万全の状態に仕上げていく。

 ◆23年春季キャンプのシート打撃VTR 同キャンプ初実戦形式となるシート打撃が行われたのは2月7日で、岡田監督が“苦言”を連発していた。まずシート打撃実施がコーチ陣からの発案で「この時期にやる必要があるのか」と疑問視。来日1年目だったノイジーとミエセスの打席で岡留が登板予定だったことには「いきなりサイドのピッチャー打たすとか…。選手をつぶしたらあかんやん」と配慮のなさを指摘していた。

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