阪神・岩貞“馬原フォーク”習得目指す 意識や感覚を学んで「自分の中で信頼を持てる」球種へ

 “馬原フォーク”の習得を目指す。阪神・岩貞祐太投手(32)が21日、福岡県福岡市内で伊藤将司投手(27)らとともに行っている合同自主トレを公開。ソフトバンクなどで通算182セーブを挙げ、現在はトレーナーとして活動する馬原孝浩氏(42)の指導を受け、同氏が現役時代に得意としたフォークボールの投げ方を教わった。

 ボールの握り方ではなく、投げる感覚や意識を学び「今までに持っていなかった感覚。今年は自分の中で信頼を持てるボールにしたい」と意気込んだ。

 フォークは持ち球でもあったが、昨季の日本シリーズで約半年ぶりに解禁するなど多投はしてこなかった。元々の特長は残しつつ「変化量とか、また別の球種。バッターからしたら、差が出るようなフォークを投げられたら」と“新球”のようなものと強調した。

 平均球速のアップにも意欲的だ。「(球速を)速くして打ち取りたいわけではなく、その数字が相手にとって嫌なものになる」。打者に球速を意識させることで投球の幅も広がると説き、140キロ台後半の平均球速を150キロの大台に乗せることを目標とした。

 この日は午前、午後と計6時間も汗を流し、ブルペンでは捕手を座らせ13球を投じた。岡田監督から調整を一任され、キャンプは2軍スタートとなる。「トレーニングの期間を延ばして、しっかり追い込みながらやっていきたい」。昨季まで2年連続50試合登板を果たした左腕は、成長の歩みを止めることはない。

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