阪神・新人選手が恒例の3000メートル走 高卒新人2人が壮絶なデッドヒート ドラ1下村は一時トップも3位
阪神は22日、新人合同自主トレで毎年恒例の3000メートル走を実施した。
グラウンドを8周半する、長距離戦。序盤はドラフト3位の山田(仙台育英)と同4位の百崎(東海大熊本星翔)、育成ドラフト2位の福島(白鷗大)が引っ張る展開となった。大きく隊列が分かれたのは、4周目。4番手から追走していた、同1位の下村(青学大)が涼しい顔で先頭集団に追いついた。
5周目には山田と下村が並走する形で先頭へ。ただ、8周目に山田が単独トップへと躍り出た。最終周回では山田が余裕でゴールテープを切ると思われたが、百崎が猛然の追い込み。山田も後ろからの追い上げに気づき、最後の力を振り絞って振り切った。
下村は追い上げも一歩及ばず、3位。福島は4位でフィニッシュした。育成ドラフト1位の松原(日本海L・富山)とドラフト2位の椎葉は周回遅れ。最終順位は山田、百崎、下村、福島、石黒、津田、椎葉、松原の順番だった。
◆過去の新人合同自主トレ長距離走トップ選手
13年(3500メートル走) 1位・藤浪が終盤にトップに躍り出て13分57秒
14年(3000メートル走) 2位・横田が12分20秒
15年(3000メートル走) 2位・石崎が11分35秒
16年(3000メートル走) 2位・坂本が12分21秒
17年(3000メートル走) 8位・藤谷が11分14秒
18年(3000メートル走) 2位・高橋遥が11分48秒
19年(3000メートル走) 2位・小幡が10分51秒(歴代最速)
20年(3000メートル走) 4位・遠藤が11分16秒
21年(3000メートル走) 7位・高寺が11分27秒
22年(3000メートル走) 2位・鈴木が12分33秒
23年(3000メートル走) 6位・富田が11分28秒