阪神・岡田監督 高卒2年目選手にも見せた気配り「一人だけな、ぽつんとな」1軍キャンプ抜擢選手に配慮

 阪神・岡田彰布監督
 NPB12球団監督会議に参加した岡田監督(右端)=16日
 監督会議前、写真に納まる12球団の監督ら=16日撮影
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 阪神の1軍キャンプメンバーに高卒2年目の門別と茨木が抜擢された。門別は昨秋のキャンプ時点で岡田彰布監督が「隠したい」と言うほど、期待が高かった選手。そこに茨木も加えた理由を問われた指揮官は、こう説明した。

 「一番年齢的に下になるからなあ。それやったら2人(1軍に)入れ言うたんや、キャッチボール相手にしろって(笑)一人だけな、なんかぽつんとな、おーん」

 高卒2年目の2人にとっては初の1軍キャンプ帯同。ファンの注目度、メディアの注目度はファームと大きく違う。練習の動き方なども異なるため、戸惑うことも多い。

 そこで門別を1人にせず、同じ高卒2年目の茨木も帯同させることを決めた岡田監督。同期入団の若手がいることで、双方の選手にとって不安を和らげる配慮だ。一方でライバル関係も刺激できることから、門別&茨木双方のレベルアップにもプラスの作用が働く。

 連覇を目指すためのキャンプへ「テーマはやっぱりオレはやっぱりまずね、技術とかもあるけど、やっぱり1年間の体力やで、おーん。はっきり言うて。例えばな、なんか技術面ばっかりに走って、そこが大けがにつながったりな、そういうのが一番困るわけやからさ。やっぱり、シーズンをこう乗り切る体力というかな、そら夏場にバテてもらっても困るし、それは。だからもう、技術面よりもそっちじゃないかな、おーん、テーマっていうかな」と語った岡田監督。「去年のオフより今年のオフの方が選手と接する機会が多かったからな。そういう意味で、なんかチャラチャラして慢心するような、そういう感じないし。性格的にもな、チャラチャラするのおらんよ。昔はいっぱいおったけどな、こんな時にこんなんしてる場合じゃないやんってのがおったけど。そういう選手もいてないし、まだまだ向上心というか持ってる選手の方が多いんちゃうか、今は。大したもんと思うよ」と選手に信頼を寄せていた。

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