阪神・森下「走攻守」でレギュラー奪取 岡田監督の白紙発言に発奮 定位置ゲットで看板選手に

 参拝者に福玉を投げる森下(左)と門別(撮影・田中太一)
 グッズを試着し笑顔を見せる大山(左)と森下(撮影・中田匡峻)
2枚

 阪神・森下翔太外野手(23)が25日、大阪市の大阪天満宮で行われた「初天神梅花祭」に同期入団の6選手と参加。24日に岡田監督がレギュラーを確約しない考えを明かしたことに発奮した。打撃だけでなく、走塁と守備の安定性を求めていくことを宣言。定位置をつかみ、大山のような看板選手となることを誓った。

 雪もちらつく大阪天満宮で、森下の心は燃えていた。24日に岡田監督が、一塁・大山、二塁・中野、中堅・近本以外のレギュラー白紙を明言。そんな指揮官の考えに発奮し、力強く言い切った。

 「近本さんのような絶対的な外野手、ポジションになれるように。今シーズンをしっかり戦い抜いてそういう存在になれればなと思います」

 昨季はここぞの場面で勝負強さを発揮し、後半戦では3番に定着。ただ、94試合で打率・237、10本塁打、41打点と目立った数字は残せず。「インパクトはものすごくあったけど、レギュラーポジションを取ったという成績でもないしな」と指揮官も話していた。

 レギュラーをつかむために、森下自身も必要だと感じているのは安定性。「打率が残っていないので、そこを残せるような取り組みを自主トレではした」とオフもたくさんバットを振ってきた。手応えも十分に感じている。「技術的なところはかなり身についた。自分自身でも変わったっていう自覚はある」。ただ、キャンプでは「アピール、アピールって硬くなりすぎず」と自然体で臨む意気込み。オフの成果を見せ、進化した姿で指揮官のハートを射抜く。

 安定性は打撃だけではない。「守備走塁は100%を目指せる」と意気込む。「そういうところが安定してくれば打撃がダメでも1軍で残しておこうとか使ってもらえる機会も増えると思う」。小野寺、前川、井上、野口らも1軍キャンプスタートと外野争いは熾烈(しれつ)。安定した走攻守で定位置を奪いに行く。

 この日は甲子園で行われた「2024新作グッズ内覧会」にも出席。自身はキャップをプロデュースしたが、一緒に出席した大山は愛猫2匹とのコラボグッズなど、レパートリーも多かった。それをうらやましそうに見ていた森下。「チームの看板の選手がグッズをいっぱい出せると思う。いち早くチームの看板選手になって、結果も残して信頼されるような存在になれれば」と先輩のような看板選手を目指す。

 昨年のグッズ売り上げは近本、中野、大山がトップ3。「いろんなレパートリーを出せればグッズも人気にもなってくる」とグッズ売り上げ1位も狙う。「活躍しないとグッズを買う気も起きないと思うので」。まずはレギュラーをつかみ取り、安定感のある活躍で看板選手を目指していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス